♡子供の絵と心♡

私の一番上の子はよく絵を書きます。

最近では文字を書けるようになり、手紙を書く頻度のほうが多くなりましたが、それまで私は、絵が子供の気持ちを探る一つの手段となっていました。

それはある子どもの書いた絵がきっかけでした。

今までは、普通に顔を書いて、目、鼻、口と書いていたのですが、ある日突然、目の横に涙の粒を2,3個書くようになっていたのです。

そういった絵を描くようになったのは、私が二人目を産んですぐ3人目の子を妊娠したころ。

仕事もしていた時期で、一番上の子に対してあまり相手をしてあげられなかったのを覚えています。

仕事、家事、育児と忙しく過ごす日々に、すこしイライラしていたこともあり、言葉もきつくなっていたと思います。

その「涙を流す絵」は半年くらい続き、人の絵には必ず涙が付くようになっていました。

私は絵を見るたび、少しショックを受け、なるべく上の子に対する言葉に気を付け、話を聞いてあげるように心がけました。

子供が涙のつかない絵を描くようになったときは、心のトゲが取れた感じで、うれしかったです。

私は専門的に学んだことはないのでわかりませんが、きっとあれは子供の心の叫びだったと思っています。

その後、ぬりえによく全色を使って塗ることが多くなり、ある方から「全ての色を使うということは、心が満たされている証だそうですよ」という話を聞いて、私自身も満たされました。

この経験から、子供の絵には、その子自身の訴えが含まれていることがあるんだという思いで、今は子供が書いた絵をじっくりと見るようになりました。

絵ってすごいですね。